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Polícia Militar do Estado do Paraná
Questão 1 de 1

以下のテキストは、質問への参照です。

 

「音読と記憶が命・中国人学習者」

中国は学歴社会、資格が大切な社会です。大学生は大学構内にある寮(2~6 人部屋)に住むことが多く、とにかく勉強が中心の 学生生活を送ります。朝早く起きて勉強、休み時間に勉強、授業の後で勉強、食事の後で勉強、寝る前に勉強、週末に勉強…そし て勉強のスタイルは教科書の音読と暗記。特に語学学習には音読と暗記は欠かせないものなので、日本語の授業が始まる前には、 全員着席してぶつぶつぶつぶつと教科書を読み上げる声がしています。

 

情報社会、インターネット社会と言われて久しい現在では中国人学習者の勉強法も少しずつ変化しているのかもしれませんが、4年間ひたすら音読と暗記を続けて、かなりの学習者がそれなりに会話もできるようになっていくので、こうした伝統的な学習法もある程度の効果は見込めるのではないかという気がしてきます。

 

中国人の日本語学習最大のアドバンテージは何と言っても漢字。特に来日して非漢字圏の学習者と同じクラスで学ぶようになると、その強みは「読解」の授業でいかんなく発揮されます。しかし、漢字を知っているが故に直りにくい間違いやクセがあり、本人以上に日本語教師を悩ませます。

  • 少しだけ違う漢字の書き方がなかなか直らない
  • 同じ漢字の言葉で発音も似ているといつまでも中国語のような発音をしてしまう
  • 作文に見慣れない語彙(中国語の語彙)を使う

発音でも漢字の形でも全く違うものはむしろ覚えやすく、微妙に違うもののほうが厄介です。ある程度の日本語を身につけて来日する学習者が多いので日本にいる人はそれほどでもないと思いますが、中国で初級の学習者に教えていると、作文に「きれいな酒店(ホテル)があります」「水果(果物)がおいしいです」と漢字と文脈で意味はわかるものの見慣れない語彙が登場します。そのうち教師の方が慣れてしまって、うっかりスルーしてしまいそうになることも。つい漢字に頼ってしまうという点で、「レベルの低い学習者の作文ほど漢字が多用されている」という傾向は非漢字圏とは逆の現象です。作文と言えば、中国語の語彙をそのまま日本語に直訳して「サンタクロース」を「クリスマス老人」と書いてきた学生がいたそうです。

 

「清濁の区別がつきにくい」というのは中国人学習者の特徴としてよく挙げられます。人によりますが、苦労する人が多いようで す。知り合いの中国人女性はN1 合格者でしたが、しょっちゅう「てんてんある?」と聞いてきました。てんてんとはもちろん濁 音の点々のことで、「か」なのか「が」なのか尋ねていたわけです。学習過程で身につけたストラテジーなのか、あるいは日本語 学校の先生が「点々ありますよ」と教えていたのかもしれません。

Disponível em: https://nj.alc-nihongo.jp/entry/20230608-tyugoku/ Adaptado.

 

中国人の日本語学習者が直面する問題について、以下のうちどれが挙げられていますか?



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